世銀、中国からの圧力認める
世界銀行は「ビジネス環境世界ランキング」の発刊を取りやめると発表しました。
過去の報告書でゲオルギワエCEO(当時)ら上層部が職員に、中国をランクアップするよう「圧力」をかけていたということが判明しました。
世銀は声明を発表し、内部監査と外部調査で「元理事や現・元理事の行動に倫理的問題」が指摘され、今回の決定に至ったとしています。
報告書によると、当時のキム総裁(当時)の周辺から中国のスコアを上げるために報告書での方法を変更するよう「直接的及び間接的な圧力」があり、キム総裁自身の指示であった可能性が高いと指摘してます。
また、ゲオルギワエCEO(当時)からも、中国のデータに具体的な変更を加えランキングを上げるよう圧力がかかったといいます。
実際に、ゲオルギワエCEO(元)は、「目標達成できないと世銀は深刻な問題に陥っていた。」と説明したといいます。
2018年のランキング報告書では、データ収集の方法の変更後ドラフト(草稿)時点に比べ中国は7位上昇し78位になっています。
そして、2018年に世銀に対して中国から大規模な増資がありました。
こういうニュースを見ると、世界的組織も独立性が担保されていないということがよくわかります。世界も金持ち中国に忖度しまくりだということでしょう。
WHOの中国への忖度は
コロナ問題も中国の武漢研究所が怪しいと指摘されていますが、WHOは中国を厳しく追及することはしませんね。これも忖度することで中国から何か良いことがあるのかもしれません。
日本のモリトモ問題で「忖度」という語が定着しましたが、世界もまた忖度だらけです。
事実を隠蔽・改竄しなかったのは?
今回の場合、世銀は内部監査と外部調査で事実を公表したわけですから、まだ良い方でしょう。事実を隠蔽したり改竄していないのでしょうから。
唯、これはアメリカが積極的に調査するよう世銀に働きかけたのかもしれません。
で、コンサルティングの場合、忖度は?
偉そうなことを述べてきましたが、コンサルの場合はどうなのか、、、、忖度しますよ。
クライアントからお金をもらってますから。
コンサルの報告書をクライアントに見せ、修正を要求されれば、喜んで修正します。
改善・隠蔽ではないかって、、、そんなことはありません。唯の修正ですから、はい。
倫理上も問題ありません。と言い切っちゃいますよ。
結局、世の中、忖度は当たり前ということですか。
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