スタバのフードロス削減、社会全体の重要課題かな。

コンサルタント

スタバがフードロス削減のためケーキ、ドーナッツ等フード関連を閉店3時間前に2割引きにするというニュースがありました。

フード廃棄量を削減するための取り組みなのでしょう。スタバのドーナッツ類はちょっと高級感を出すためか割高感がありましたので2割引しても安い感じはしませんが、環境に配慮した取り組みだと言えるでしょう。

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食料を生産から消費までのプロセスで見ると、生産段階で廃棄することになる余分な食料を生産し、それを消費地に余計なエネルギーを使って輸送していることになります。そして消費することなく廃棄している。社会の仕組みの中で非常に非効率な実態がそこにあります。

売り手側の論理では、品切れによる機会ロスを防ぐために廃棄ロスは仕方がない、だから廃棄ロス見込みの余剰な食糧を生産者にオーダーする、ということになります。

NPOが食料廃棄せずに貧しい人々にその食料を配給するフードバンクといった取り組みを行っていますが、まだまだ十分ではないでしょう。

食糧庁の公表では、日本の食品廃棄は年間600万tということで、日本人一人が毎日おにぎりを2個廃棄していることになるそうです。これに対して貧しい国への食糧援助は年間420万tで、食料廃棄が食料援助の1.4倍に当たるということになります。

日本の企業では、「如何に効率的にやるか、」業務プロセスの効率化が非常に課題です。でも、社会全体でみるとフードロスが非常に非効率なことになっているのが実態です。

社会全体でフードロスを如何に最小限にするか、食料の生産から消費の全体プロセスの中で効率化の観点から社会全体でプロセスを見直すことが最優先課題だと思われます。

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