脱炭素社会と原発依存、再生可能エネルギーは?

雑記

カーボンニュートラルには原発依存?

総裁選出馬の河野担当相が、「カーボンニュートラルを目指す上で原発はある程度必要。」と述べたのを聞いて、脱原発を期待していた僕にとって、がっかりした発言だと思いました。

日本のエネルギー事情

そこでちょっと、日本のエネルギー事情がどうなっているのか確認してみました。ちょっと古いデータかもしれませんが、火力77%、再生可能エネルギー17%、原子力6%という状況みたいです。

カーボンニュートラルにするには、火力発電依存をできるだけ減らす必要があり、その分再生可能エネルギーを増やさなければいけないわけですが、見合う分だけ増やすことができないので原発に依存せざるを得ないということになります。

再生可能エネルギーのデメリット

再生可能エネルギーには、太陽光発電や風力発電、水力発電等がありますが、デメリットがたくさんありそれが簡単には再生可能エネルギーが増えない理由になっています。

太陽光発電は電気変換効率が20%しかないということがあります。太陽光で1kwの電力を作るのに4kwの電力を消費しているという話があり、太陽光発電はやっても意味がないと言っている人もいます。

また、風力発電は、風力を必要としている自然生態系に影響を及ぼすから自然破壊を引き起こすという意見もあります。

そして水力発電のダムは、土砂を堰き止めることになり、それを流すことで下流に悪影響を及ぼしてきた歴史があります。

日本のような人口密度の高い国土では、自然を利用する再生可能エネルギーは不向きだという意見です。

再生可能エネルギーの技術革新が原発依存をなくす

「それじゃー、原発依存になっても仕方がないですね。」ということになるのですが、技術の進歩が再生可能エネルギーを有効にするはずだと期待したいところです。

太陽光発電は、電気変換効率が20%ですが、技術革新で効率を上げる取り組みがなされています。風力発電は内陸に作るのでなく洋上に作るということが計画されているみたいです。

蓄電システムも開発されてきており、風力、太陽光といった再生可能エネルギーを貯蔵し、必要な時に使うシステムもできてきてます。大規模な発電所ではなく蓄電装置を持つ地産地消型のシステムをやっているコミュニティーもあります。

また、家庭に風力、水力、太陽光の発電装置と蓄電池を用意し自家発電消費型のシステムができるのではないかと期待されています。

技術革新で再生可能エネルギーの発電量を増やし、原発依存しなくても火力発電を減らすことで、できるだけ早くカーボンニュートラの社会を実現してもらいたいものです。

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